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勢一 守

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勢一 守の雑記帳
時計ケース裏蓋部のネジ潰れの修理方法の一つ
ケース本体と裏蓋のネジ潰れと摩耗が酷く、まったく引っかかりもしない状態になった場合の修理方法の一つです。
今回は内径と外径にネジ切りを行った、インナーリングを利用した修理方法です。

まず、ケース本体の損傷したネジ部を削り取り、
ガスケット溝は確保した上でインナーリング接触部のネジ切りを行います。



この時計の裏蓋のネジ部の外径と内径の差は肉厚で、まだネジ切りの余裕がありますから、
裏蓋のネジ部のネジを切り直します。
内径と外径にネジ切りを行った、インナーリングを制作して、
組み込む際にねじの緩留剤を塗布使用してケースに装着させます。

casenezisyuuri2.jpg

旋盤を使い、流れた緩留剤を除去等行い仕上げて、
機械を組み込みます。
修理完了です。

casenezisyuuri3.jpg

他には肉盛溶接でネジ部を盛り上がらせてからネジ切りを行う修理方法もあります。
ただ、昔のステンレスは腐食等で変質している事もあり綺麗に溶けない事もあります。
溶射時の熱によるケースの歪みや応力によるケース割れも怖い所です。
ヴィンテージ品には加えなくて済むなら、熱を加えない方が安全です。

こういったネジ潰れになる原因は、
特に閉じる際、ネジのかかり始め間違いのまま締め付けてしまったり、
タイミングによっては不必要な、アキシアル荷重を与えてしまい、
ネジ山飛びや潰れを起こさせてしまう事です。

特にロレックスはネジ山潰れ修理のご依頼が多いです。
このタイプのオープナー引っかかり形状のものは
通して強いアキシアル荷重を加えたまま裏蓋を回される作業員の方が多いようで、
この現象を起こしてしまっている原因になっていると感じます。

卓上タイプのオープナーは
思っている以上にアキシアル荷重や締め付けトルクが強くなります。
開ける時は極始めの緩ませる時に、
閉じる時は最終締め付け時のみの使用が適切と思います。
手で回せるタイミングの内は荷重を与えず手回しで行うと、
このリスクはほぼ無くなります。
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