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勢一 守

Author:勢一 守
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宜しければご覧ください。

工房所在地

752−0911
山口県 下関市
王司 神田 6−4−12

Tel
 090−5377−8701
E-mail
 seiichi_mamoru@jcom.home.ne.jp

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勢一 守の雑記帳
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CHEZARD Cal.115
珍しい機械の整備を。
CHEZARD Cal.115 を搭載したDOXAの時計で、
秒針が1秒運針になる機構を備えた機械です。

紫丸内のガンギ車の軸に取り付けられた星形の歯車が、
これに接するJumping Second Whipの上にあるピンに接触して、
黄丸の歯車の回転を規制します。
Jumper Wheelは伝え車を通して黄丸内の歯車に接触し、
Jumping Wheel Jumper の規制を受けた上で、
確りとした一秒運針に矯正されます。



chezard115_2.jpg

稼働はするが、秒針運びはフラフラとして、竜頭を引いた際の稼働停止が行えない状態でした。

稼働停止はBlocking Lever の単なる破損でしたので、交換を。
珍しい機械ですが、ヨーロッパではまだ流通している当時の部品もあります。

秒針のフラつきは、Jumping Wheel Jumper の一部破損と、設定違いが原因でした。
交換と画像の青丸内にある左右の偏心ピンで調整を行います。
中央は固定ネジです。

竜頭を押し込むとレバーが落ち込み、
赤丸の部分のJumping Wheel Jumperに接触する事で秒の運針が規制されます。
落ち込み幅は緑色の偏心ピンで調整します。

竜頭押し込みで規制している間も機械は稼働を続けます。
黄丸内の歯車の機能です。
4番車の軸にヒゲゼンマイのヒゲダマが固定され、
ヒゲゼンマイの外周はスリップアタッチメントとなっており、歯車の内径に接触しております。
そのため規制の間もゼンマイは滑り、稼働を妨げません。

稼働試験を行った所、
使われていたゼンマイが少し強過ぎて、
テンプが振り切り適切では無かったので一段弱いものに交換しました。
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Cartier 革バンド取付用 駒製作
カルティエ パシャ 用に切り込みの無い通常のバンドをバネ棒で装着させる為の駒を制作しました。
フライス盤 大活躍!


pasyakoma2.jpg

回転錘取付部のベアリングのルビーボール交換
ルビーボール破損の修理依頼を受けました。
まずはカシメをといて分解、
rubykoukann1.jpg
鋼球に比べて、ルビーボールは割れ易いです。
しかし、圧縮強度や摩耗に強く、まず通常環境では腐食しません。

ルビーボールを入れ替えて、組み入れて、またカシメ。
インナースペーサーは、欠けた石の影響で摩耗した箇所がありましたが、
まだ十分使用できるのでそのままにしました。

ボールのサイズは0.5mmΦ、グレードはAFBMAの10です。


ケース作製方法の1つ
まずは丸棒をバンドソーで切断して、必要な厚みの素材を用意します。
今回は S31254にて。
旋盤で、
芯を通した内径(最終寸法ではありません)、
ラグ先端側面にあたる部分、
ラグ上面とベゼルにあたる部分を切削します。



ケース胴底面とラグ裏面にあたる部分を切削します。

casesakuseitotyuu2.jpg

方眼紙等で工具の座標やロータリーテーブルの回転角度を出した後(数値出しはPCで作業した方が楽です)、
フライス盤でエンドミルを使い、外径を切削します。
傾斜ロータリーテーブル等を使用して、
巻き芯通し穴、竜頭の座、ラグ穴を加工します。
ドリルのセンター加工には、イワタツールの超硬SPセンターが、2mmシャンクと細い物もあり、
取り回しが良いです。

casesakuseitotyuu3.jpg

旋盤でねじ切り等、内径を仕上げます。
エンドミルで切削できない、ラグ周辺の隅をヤスリで成形します。
バローベのヤスリが形状豊富で使い易いです。

casesakuseitotyuu4.jpg

ベゼルはホロータイプに修正しました。
研磨の際は、曲面に合うアテを製作し研磨紙で7000番くらいまで磨きます。
マタドールの耐水研磨紙がお勧めです。
バフで磨いて、竜頭管を取り付ければ、ケース胴は仕上がりです。

casesakuseitotyuu5.jpg
casesakuseitotyuu6.jpg
casesakuseitotyuu7.jpg
P社のケース用、金無垢ベゼル製作
石をセッティングされたベゼルから、元に戻されたいとの事で製作を。
18KWG製です。

ケース胴に取り付ける部分、
接触面は同じですが、一般によくあるベゼルと比べて周辺の形状が違います。



pbezeruseisaku2.jpg



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